自転車通勤が私を変えた!~痩せることで手に入れたもの

2004.09.23 by Katsuhito | Filed under column, sports.

現在、私は「自転車ツーキニスト」です。自転車ツーキニストという言葉に聞き覚えがない人も多いでしょうが、これは「自転車通勤で行こう!」で有名な疋田智さんの造語で、「自転車通勤者」という意味です。今日は、「何故自転車通勤するに至ったのか」、「何故自転車通勤が続いているのか」、「自転車通勤によって何が変わったのか」について、私自身のことを書きます。

自転車通勤で行こう!
[自転車通勤で行こう!]

今から3年前の私は「今の体重+15kg」でした(カミングアウト…)。その何年か前から増えだした体重は、休日に走ってもなかなか思うように減らず、むしろ確実に増えていきました。毎年受ける健康診断では諸々の数値が悪く、年若い保健婦さんに「奥さまにこういった食事を作ってもらってくださいね(ニコッ)!」と献立の書かれた小冊子を渡されました、なんと連続2年で…。2度目にこれを受け取った帰り道、私の中のスイッチが「カチッ」っと入りました!「来年は絶対にこの紙を渡されないようにする!」と…。

それから私は考えました。休日に走ってはいるが、結果は思うように出ていない。ではどうすればいいか。毎日走ればいい。では、そうする為の時間はどう捻出するのか。どの部分の時間が有効的に使えるのか。 …この現状を打破するために何がベストな方法かを考え抜きました。そして私は一つの結論に至りました。それが「自転車通勤」でした。

毎日自転車で通勤すると、それは日常生活の一部になります。運動することが当然になり、「運動を生活に取り込む」ことができるわけです。これは当時の私にとって、まさに「パラダイム転換」でした。そして「よ~しっ、自転車通勤するぞ~ぉ!」という勢いのまま、すぐに自転車を買いました!

UGO
[UGO]

購入した翌日から、私の自転車通勤は始まりました。当時住んでいた山梨県石和町から職場までは、片道9kmの距離。高校時代の通学距離とさほど変わりませんが、体力と体重はかなり違います。大変ではありましたが、続けることで、車で通っていた時には忘れていた”あること”に気付くことになりました。それは「自宅から会社は地続きである」という事実。

家から出て車に乗り、そして会社に着く。これがそれまでの通常の通勤行動です。この時「家」と「会社」は点であり、その間をつないでいるのは「車」です。そこには”地続き感”は無いのです。しかし、自転車に乗ることによって、この”地続き感”がよみがえってきたのです。

小さな子供のころ、遊びに行く所は「歩いていける距離」の場所でした。その範囲が「自分の世界の全て」であり、それ以上は想像できませんでした。それが自転車に乗れるようになった途端に、世界観がガラリと変わりました。自分の手の届く世界が飛躍的に広がったのです。「これほど広い世の中が広がっていたのだ!」と知り、どこにでも自転車で行くようになりました。友達と一緒に「まだ見ぬ世界」に行くことにワクワクしました!

時が過ぎ、18歳になった私はすぐに自動車の免許を取りました。そしてすぐに車で行動するようになったのです。今度の世界の広がり方は半端じゃありません。行動範囲が驚くほど広がり、この便利さに浸りました。もう、車の無い生活は考えられなくなりました。しかしそうなることで、私の中の”ある感覚”は退化していたのです。「場所と場所」は「点と点」という感覚に変わっていて、またそうなっていることにすら気付いていませんでした。それが自転車通勤をすることにより、その”忘れていた感覚”を取り戻すこととなったのです。

San Remo / BIANCHI
[San Remo / BIANCHI]

始めたのが6月末。すでに暑い時期でしたが、朝が雨でなければ必ず自転車で通勤しました。日に日に日焼けし、それと共に確実に体力がついてきました。運動量が増えたので、当然食事量は増えました。しかし体力を考え、食欲のままに食べました。そうして過ごした1ヶ月後、結果は「1kg減量」として現れました。そして翌月も、また翌月も、毎月1kgずつ減っていきました。6ヶ月で-6kg、1年間で-12kg、そして1年半後には-15kgのダイエットを達成しました。もう驚き以外の何ものでもありません。

まず、着ることができる服がことごとく無くなっていきます。それまでの服が、まさに”ブカブカ”なのです。LLサイズだったTシャツがMサイズです。ものによってはSサイズでも良いくらいです。ほとんど全ての洋服を買い換え、ワードローブを一新することになりました。そう、自転車通勤は痩せる。私はそう断言します。

最初に買ったマウンテンバイクでは車重を重く感じるようになり、8ヶ月ほどしてロードレーサーに買い換えました。そのロードレーサーは約1年経った時に自宅ガレージで盗難(!!)にあってしまい、現在は新たなロードレーサーを所有しています。(置き場所は家の中です…) 山梨県甲府市に引っ越し、通勤距離が片道15kmとなった現在も自転車通勤は続いています。気付けば4年目に突入していました。

Q-Carbon / KLINE
[Q-Carbon / KLINE]

自転車通勤を継続することにより、体力がつき、体型が変わり、スタイルの良い服を着られるようになりました。自分の立てた目標を達成し続けることにより、それまで以上に自分自身に自信が持てるようになりました。そして、以前にも増して前向きに行動するようになりました。私のパラダイムは完全に転換したのです!

これは、のちに読むこととなる「七つの習慣」の中に書かれている「刃を研ぐ」(第七の習慣)という行動そのものです。また、「私的成功」(第一,第二,第三の習慣)に重なる部分があります。そして「公的成功」(第四,第五,第六の習慣)を意識するようになっていくのです。こうしてみると、自転車通勤という「習慣」が他の全てに影響を与え、総合的に「私」という人間をワンステップ引き上げる”きっかけ”になったことがわかります。自転車通勤をすることにより、私の人生そのものが音を立てて変化し始めたのです。

ここまで読まれた方は、現在自分の中の”何か”に変化が起こっているかもしれません。そんな方にGMO熊谷正寿さんが「講演テープ」や「一冊の手帳で夢は必ずかなう」の中で繰り返しいわれている言葉をご紹介します。

  目標や意志無きところに行動はない。
  行動は習慣をつくり、
  習慣は人格をつくり、
  人格は運命をつくる。

私だってまだまだです。今始まったばかりなのですから…。

 

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