講演CD~モノづくりの真髄 / 大野耐一
2005.02.15 by Katsuhito | Filed under book&other.故・大野耐一氏本人の講演(1979年1月24日)を収録した音源をCD版として再編集。今も世界標準として君臨する「トヨタ生産方式」の生みの親が説くモノづくりの極意を披露した貴重な講演収録CD。
この講演を聞くとわかるのですが、決して饒舌な方ではありません。むしろ喋ることは苦手だったのかもしれないですね。奇をてらったことを言っているわけではなく、一貫して「3ムダラリ」(ムダ、ムラ、ムリ)を如何に排除するかについて、繰り返し繰り返し説いています。
- 「能率よし」と「効率より」の錯覚
- 合理化とは「3ムダラリ」を無くすことなり
- 「ロット生産」より「流れ生産」
- 「平均値」でモノを言うな
- 困れば知恵が出る
- オーナー社長が陥りやすいワナ
- 「アト工程」はお客様
- 何が「もったいない」なのか
- 「ヒマなこと」がひと目で見える仕組み
- マージャンの「連チャン」の発想にヒントあり
- 「出来ちゃった」のか、「そう作った」のか
- 管理者の役割
- 「見込生産」が難しい時代のモノづくり
- 「適正在庫」とはどういうことか
- なぜ「カンバン方式」なのか・・・他
いつの時代も変わらないものがあります。3ムダラリもまさにそうなのでしょうね。また、私としては「ヒマが見える仕組み」が目から鱗が出る話でした。なるほど~。
大野耐一氏について
トヨタ自動車(株)の副社長(当時)であり、「モノづくりの神様」と称される伝説の人物。トヨタ自動車を世界のビックスリーに君臨させた功労者。氏がプロデューサーとなり構築した「トヨタ生産方式」は、かんばん方式、ジャストインタイムシステムの名で知られ、21世紀・世界標準の生産方式としてモノづくりの現場に広く普及する。明治45年中国生まれ。トヨタ自動車相談役、豊田紡績会長、豊田合成相談役を歴任。平成2年逝去。
