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裏・お金の現実 / 岡本吏郎
先日読んだ「お金の現実」の兄弟本、「裏・お金の現実」を読了しました。

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ベストセラー著者、謎の自費出版! 自著「お金の現実」の世界を補完する知的興奮の書。 「お金の現実」に書かれたことは本当の話なのか? お金という壮大なテーマをめぐり、著者自らが、自著を裏側から描くアナザーバージョン。ここまでしても書きたかったもう一つの結論とは!〜帯より〜
やっぱり買ってしまいました...。自費出版のため、通常の書店でも、インターネット書店でも買うことはできません。著者の事務所から、直接購入となりました。
この裏本では、「お金の現実」に書かれた内容を検証していきます。その一部は下記とのことです。
- 「お金の現実」では、安田善次郎的生き方を推奨しました。しかし、あの生き方しかないのでしょうか?そこで、安田善次郎的生き方の対極の生き方を検証します。
- 「お金の現実」では、「お金」の本質を追いかけました。しかし、本当は一つの道からでは追いかけ切れません。そこで、違う方向からもう一度検証しました。
- 「お金の現実」では、比較的現実主義者だった岡本。でも、現実だけでは生きられません。そこで、最後にたどり着いた発見について書いています。
岡本が子どもたちに話す話で、子供たちもじっと聞く話が一つだけある。それは、世の中はどんどん良くなるという話だ。
この後の文章が結構長めなのですが、これ、私が持っている視点と全く同じでした。「そうそう!」という感じです。最近映画でリメイクされた「宇宙戦争」の原作者・H.G.ウェルズも言っていますよね。
世の中には、なんでも自分でしようとする人がいる。「会社の作り方」という本を買ってきて、自分で定款認証から登記まで自分でやってしまう人など典型だ。しかし、こういう人が会社を潰す確立が高いというジンクスがある。
経営者の仕事とは、自分で何でもかんでもすることではない。いかにリターンの多い支出をするかが全てだ。どんなに支出が多くてもリターンが大きければ良いのだ。つまり、経営者の時間は最もリターンの大きいことに消費しなくてはならない。 (中略) 経営者は、自分の時間と会社のお金を最もリターンが大きいと思うものに投資することが仕事だ。
日常に埋没しないことが重要ですね。
どんなことでも、人は一つの成功体験から行動の応用をしていきます。つまり、補助金の不正支給を受けた人も脱税した国税OBも似たような成功体験が過去にあったはずです。その似たような成功体験が大きな失敗体験を作ったわけです。
「幼稚」な行動による成功体験は、かなり危険とのことです。
宝くじを買うことは悪いことではありません。時にはムダ金も必要です。ダメ元という言葉もあります。しかし、真剣に当てる気になっている人を見ると不思議でなりません。
それは「夢」ではなく「空想」だそうです。私は宝くじを買ったことはありませんが...。
私は、新興宗教の大きな建物の中には環境の変化に耐えられない人たちが入っているのではないかと予想をしています。環境変化に耐えられない人が、環境の厳しさに耐えられず、あそこに逃げ込んだと見ているわけです。 (中略) 儲けることが下手な経営者が地球環境問題やボランティアに取り組むことも同じベクトルにあると思います。 (中略) 税金に文句を言う経営者は新興宗教に入信していないだけで、新興宗教の信者と同じベクトル上にあります。
あ〜いますいます、そういう知人が...。
上記のように、一見別のものをリンクさせて語る目線が、非常に参考になります。
私たちは「信念」がなくては生きていけません。「信念」があるからこそ、自分で考えることができる。しかし、その「信念」が時代の流れに乗ることを妨げる。ここにも皮肉があります。
手塚治虫さんのように、次々と到来する「断層」を乗り越えていかなければならない...とのことです。
私たちはいつも試されている。そう思うことがあります。例えば、詐欺話がやってくるのは典型です。特殊能力者に何かを頼もうとする経営者の心の中にはサギ話に乗る心と同じような構造が現れます。私は、こういう話が来るのは試験のようなものだと思います。世の中は、私たちを試そう試そうとしている気がしてならないのです。
「楽をしたい」という心の隙に、上記のようなものが入り込んでくるそうです。
さて、読書の時間は終わりです。お互いにがんばって働きましょう。本の中にはお金は落ちていません。全ては現場にあります。嫌なこともあるかもしれないけど、現場で汗を流しましょう。
...ということだそうです。行動します!
これだけ書いてもまだまだ書ききれないほど、興味深い話が満載です。確かに「お金の現実」の一冊だけでは完結していませんでした。そして、この2冊を経ても完結ではないのですね。「お金や人生なんて、カオスの最たるもの」だそうですから。。
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p.s.
先に「お金の現実」を読んでから、「裏・お金の現実」を読んでください。
そうでないと、わからない部分があると思いますので...。
[ 著者:Katsuhito 2005年07月24日 ]
裏・お金の現実 / 岡本吏郎
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