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GOTH (ゴス) / 乙一

“夏”といえば”小説”です。いやいや違うだろ、という人がいるかもしれませんが、少なくとも私の中ではそうなのです。中でも最もいいのが”文庫本のミステリー”ですね~。これを手に取ると、俄然夏気分が高まります。ハイ、ねじれているんです、根っこが…。

…ということで、乙一氏の「GOTH」を読了しました。7ヶ月ぶり:[KW]の乙一作品です。

[GOTH 夜の章 / 乙一]
GOTH 夜の章 / 乙一
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森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本当だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いに行かない?」と森野は「僕」を誘う…。
人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち<GOTH>を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点というべき作品。「夜」に焦点をあわせた短篇3作を収録。 ~レビューより~

[GOTH 僕の章 / 乙一]
GOTH 僕の章 / 乙一
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この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ・・・そう自覚する少年、「僕」。殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる<GOTH>の本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが、あるとき級友の森野夜に見抜かれる。「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」という言葉で。人形のような夜の貌と傷跡の刻まれた手首が「僕」の中の何かを呼び覚ます。彼女の秘密に忍び寄った彼が目撃するのは…。
圧倒的存在感を放ちつつ如何なるジャンルにも着地しない乙一の、飛躍点というべき一作。「僕」に焦点した3篇を収録。 ~レビューより~

本編とは文体の異なる「あとがき」(のファンも多い…)にて書かれているとおり、短編を積み重ねながらも全体として「本格ミステリー」が成り立っています。見事です。

そうか~、だから「僕」か~…。んーー、またしても乙一にやられてしまったよ。完敗です。。

>> GOTH 夜の章 / 乙一
>> GOTH 僕の章 / 乙一

p.s.
でもね、私の中の乙一ナンバー1作品が「暗いところで待ち合わせ」であることは揺らぎません。
切なく、優しく、そして暖かい…。
文句なし!に、強烈!に、お薦めする一冊です!

 

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