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オペラ「じょうるり」 (Opera JORURI)
2005年09月25日 [ music-live / stage&movie ]
とある縁があり、オペラ「じょうるり」を観てきました。会場は東京・北千住の「シアター1010(センジュ)」です。

[オペラ「じょうるり」]
日本語版日本初演
・作曲・日本語台本・・・三木稔
・指揮・・・アンドレアス・ミティセク
・演出・オリジナル台本・・・コリン・グレアム
<解説>
オペラ「じょうるり」は1985年にセントルイス・オペラ劇場10周年記念としてコリン・グレアムに台本が、三木 稔に作曲が委嘱された作品です。英国時代にブリテンの「カリュー・リバー」の世界初演の演出を担当して以来、日本文化に強い憧憬の念を抱き続けてきたグレアムは、近松文学を独自に解釈し、完全なオリジナル台本を書き下しました。音楽的には「徹頭徹尾旋律的に浪打ち、素晴らしいスコアで個性的、かつ高度の表現力をもち、東西文化の融合をはかる最高の舞台」(ニューヨーカー誌)と絶賛され、1988年には日生劇場招聘による客演も行なわれ、いずれも大成功を収めました。これまでわが国での上演が待ち望まれていましたが、2005年9月にオペラ「じょうるり」上演実行委員会(朝倉摂委員長)とセントルイス・オペラ劇場(コリン・グレアム芸術監督)との国際共同制作が実現し、世界初演とほぼ同じスタッフにより、遂に「日本人歌手による日本語上演」が実現することとなりました。会場は朝倉摂が芸術監督をつとめるTHEATRE1010。客席数605という中規模な劇場ながら舞台機構も完備され、また音の響きも申し分ない贅沢な空間です。指揮は音楽の都ウイーンはもとより毎夏アメリカのロングビーチ・オペラの音楽監督をつとめるなど欧米で活躍めざましい気鋭のアンドレアス・ミティセクの日本デビューとなります。
<出演>
・阿波の少掾(人形浄瑠璃一座を率いる盲目の太夫)・・・木村俊光
・与助(若い人形遣い)・・・黒田博
・弟子1・・・谷川佳幸
・弟子2・・・塩入功司
・弟子3・・・大久保光哉
・お種(少掾の若い妻)・・・澤畑恵美
・三人の訪問者(すべて同一のテナーにより演じられる)・・・伊達英二
<演奏>
・二十絃筝・・・吉村七重
・太棹三味線・・・鶴澤寛也
・尺八・・・坂田誠山
・管弦楽・・・東京交響楽団
<あらすじ>
舞台は17世紀の大阪。阿波の少掾(木村俊光)が率いる人形一座では人形浄瑠璃の上演や稽古が活発に行われている。太夫には自分が盲目になったことと、若い妻お種(澤畑恵美)と出会ったことに関連する奇しき因縁がある。一方、弟子たちの上にたつ若い人形師与助(黒田博)はお種を強く恋慕し、お種もいつか与助に惹かれていく。弟子たちは感づいてそれを比較したりするが、盲目の太夫が知るすべもない。ある時、与助の彫った面を案じていた太夫は、突然事の重大さに気付く。互いに愛し合う三者間に深い葛藤が生まれ、太夫は一度は若い二人を許すが、時には幸せな解決を赦さず、お種と与助は太夫がかつて書いた浄瑠璃台本に導かれて遠い熊野の山中に道行し、聖なる滝に心中を遂げる。
予備知識なく観たのですが、とても素晴らしいステージでした。セットはシンプルながら、日本文化の奥深さを感じさせるものでしたし、音楽と物語とのマッチングもとても良かったです。また、「日本人歌手による日本語上演」というのはよかったです。オリジナル版だと、かなり印象が違うのでしょうね...。
打楽器奏者である私:[KW]は、どうしてもオーケストラに耳がいってしまうのですが、これがまたイイ。小さいホールだったので、音の輪郭がくっきりしていたところも好影響だったのかもしれません。特に琴が素晴らしかったですね〜。ホント、聴き入ってしまいました。
開演前と終演後、とある縁...の方の紹介で三木稔先生と少しお話できました。とても素敵な方でした。
[ 著者:Katsuhito 2005年09月25日 ]
オペラ「じょうるり」 (Opera JORURI)
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