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└ 社徳が問われる時代〜職場は一将の影なり / 佐藤 忠 (2006年02月06日)
社徳が問われる時代〜職場は一将の影なり / 佐藤 忠
うぅぅぅん...。
ごくたまに出会うことができるんですよね、こういう本に。
読んでいて、自然と背筋が伸びていました、私...。
佐藤 忠さんの「社徳が問われる時代〜職場は一将の影なり」を読了しました。
戦後羽振りのよかった大企業が今なぜ凋落したのか? 市場の変化、お客様のニーズの変化に応えられなかったからだ。本書は、その原因と対策を鋭く追求する。企業凋落の原因はすべて社内にある。慢心、驕り心を捨ててこそお客様のニーズの変化が読めてくるのである。松下幸之助翁に薫陶を受けた著者が、初めて明かすお客様第一主義経営のすべて。 〜レビューより〜
この本は、峰岸さんが青工会メールマガジン第30号の中で推薦していたので購入しました。
読んでみて思いました、「これは凄まじい本だ...」と。
- はじめに
- 第1章 王道経営は栄え、覇道経営は挫折する
- 仕事で人間が磨かれる
- ビジネスの報酬はお客様だ
- 商売は"傷売"ではない!
- 経営者の心は「社風」に現れる
- 業績の低迷は社内に原因がある
- 高品位経営の基本はお客様第一主義
- 「経営ごっこ」と「商売ごっこ」
- 企業の最大のライバルは誰か
- 第2章 人気・評判は宣伝費ではつくれない
- "ガラ"が悪い企業は成長できない!
- 会社は経営者の人格を映す鏡
- エセお客様第一主義が横行している
- 経営の基本は人づくりである
- 技術の基本は礼儀にある
- 人様を見たらお客様と思え!
- 第3章 官僚主義とお客様第一主義
- "ゆで蛙企業"になるな!
- 給料の源がわかっていない!
- お客様の代わりはいるか?
- お客様の心に傷を売っていないか?
- 「王道の経営」はますます光る
- 「高品位経営」の時代がきた
- 第4章 社員を見ることは、経営者を見ることだ!
- よい人材を育てる経営者が名経営者
- 成長できない企業の要因
- 教育とは自主性を育てること
- 教えることは学ぶことである
- 人間は生涯学んで無知のうちに死ぬ
- 第5章 塩の辛さは舐めなければわからない―松下電器で体得したこと
- 「マネシタデンキ」といわれた時代
- 松下電器の発展の秘密
- 松下電器が社員に徹底したこと
- 松下電器で体験したこと
- 第6章 社会から感謝・尊敬される企業に
- 地に落ちた企業倫理
- 社会から落伍する「ゆで蛙企業」
- 感謝と礼節を重んじる企業に!
- あとがき
もう、たくさんの言葉がビシッビシッと体に突き刺さります。
だから、体を正して読んでしまうのです。
バブル崩壊後の1992年に出版された本書ですが、ある意味で予言書でもあります。
なぜなら、昨今話題になっている某IT系企業の問題の本質に迫るような記述が何度も出てくるからです。
小さなことや当たり前のことを真剣にやることによって、人間が磨かれる。仕事を真剣にやることによって私たちは成長する。商売や経営も同じことが言える。お客様に対して、小さなことができなければお客様に好かれ、感謝される企業にはなれない。
創業してから業績が向上しない永遠の中小企業は、当たり前のことが全くできていないのが特徴である。成長拡大できない理由は社内にある。
職場は経営者や幹部の心を映す鏡である。職場を見るということは、自分を見ることである。横柄な部下を見ることは、自分を見ることである。上司の人格や品性は必ず職場に反映されるものである。
味のよし悪しを決めるのは、お客様であって会社の従業員ではない。味がいいかどうかを決めるのは、コック長やシェフでもない。もちろん板前でもない。お客様の"舌"が味のよし悪しを決めるのである。お客様のニーズや欲求を研究しないで、モノは売れる、お客様はいると考えるのは、錯覚であり、商売に対する驕りである。
社風は「先天的」なものではなくて、「後天的」なものである。いい社風をつくるのも経営者ならば、悪い社風をつくるのも経営者である。その時の経営者が社風をつくっているのである。 (中略) 経営のすべての責任は、社長ひとりにある。
不祥事や問題を起こした企業は、例外なく社風は驕慢で、礼儀は乱れている。赤字転落した企業や市場占有率を低下させている企業も、ことごとく礼儀が乱れているのが特徴である。 (中略) 経営は、礼儀で始まり、礼儀で治まり、礼儀で終わる事を認識したい。
給料をもらっている人は、誰から給料をいただいているのだろうか。社長から給料をもらっていると思っている人が多い。給料の源は世間のお客様である。このことがわかっていないと、お客様に対して失礼なことをしたり、お客様の心に傷を売るようなことをする。
人間の心は必ず形となって現れるものだけに、心を整えるにはまず、形を整えることが大切である。
似たような商品が販売されている。価格や品質もほぼ似たようなものが多い。違っているのは何か? それは商品を生産し販売する人たちの心の違いである。お客様に対する心がまえの違いが、経営戦略の重要な柱のひとつである「差別化」になるわけである。差別化は心のありようで決まる。
忙しく動き回ることが働くことだと錯覚している社長もいる。動くことと、働くことは別のことである。忙しく動いている社長に限って、自分の心を「空」にする余裕がないので、会社の現状と将来を、冷静に客観的に観察し分析しようとしない。
仕事が行き詰った時、勇気づけてくれるものは"ハウツー"ものではない。やはり肝にこたえる古典であり、歴史書である。書物を通じて偉大な人物と対話できることは最大の歓びである。特に、逆境を生き抜いてきた人たちの言行録は、勇気と希望を与えてくれる。人の上に立っている管理者には、特に肝にこたえる本を読むことを勧めたい。
人間はひとりでは悪くならない。悪人と付き合うならひとりで生きよ、という言葉があるように、私たちは交際する人の影響を受けやすい。だから、私たちは平素から、自分よりもすぐれているいい人間と付き合うよう努力をし、いい本を読むように心がけているわけである。
「人材や資金や資材は国家のものであり、たまたま松下電器が国家から預かっているものである。従って、国家の貴重なものを使って、赤字を出すということは、許されるべき行為ではない」 <松下幸之助>
松下幸之助さんは、すべての方に礼儀正しく接してきた。お客様はいうまでもなく、従業員に対しても礼儀正しく応対していた。感謝する気持ちが強い方は、いつも謙虚である。自分に自身がない人ほど威張るようになる。
従業員を教育する近道は、まず経営者が率先して部下の報告や話をじっくりと心から聞くことが大切であることを学んだ。従業員の心に傷をつけるのも経営者の短慮な一言である。従業員にやる気や自主性を起こさせるのは、部下の心の痛みがわかっている経営者の一言である。
これだけ並べていて可笑しいかもしれませんが、上記でもごく一部です。
ここだけで<word:[KW]>が何日分もできます。
とにかく、すさまじい本。
猛烈にお勧めできる一冊です.....が、この本、絶版なのです...。
中古であれば、Amazonで購入できます。
いやーほんと、紹介してくれた峰岸さんに感謝です!
[ 著者:Katsuhito 2006年02月06日 ]
社徳が問われる時代〜職場は一将の影なり / 佐藤 忠
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突然失礼致します。
佐藤様のページを無断でリンクさせて頂いております。
http://ameblo.jp/m-fujita/entry-10129096189.html
不躾なお願いであり、事後となりましたこと、
誠に申し訳ございませんが、
使用のご許可をいただけないでしょうか?
何卒宜しくお願い致します。
投稿者 藤田 将友 : 2008年08月19日 19:47
藤田さん、了解しました。
投稿者 Katsuhito : 2008年09月03日 17:42
