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採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長 / 安田佳生
2006年04月07日 [ book&other ]
安田佳生さんの「採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長」を読了しました。
読まない「社長」は、読んだ「部下」に捨てられる!? 3000人の社長に会ってきた著者が明かす、伸ばす社長、つぶす社長の見分け方。社長の9割は、会社をつぶしてしまうという事実を知っていましたか? 「社長=できる人」は思い込み。成果主義が謳われるなか、本当に社長の仕事を果たしている「できる社長」は一握りに過ぎません。そして「本当の社長の仕事」をしていない「裸の王様社長」は、必ず会社をつぶします。社長はこっそり自己診断、そして部下である社員は、この本で社長を見極めてみましょう! これから就職するという方も、「この会社で大丈夫?」という基準のひとつになるでしょう。 <出版社より>
(株)ワイキューブの社長として有名な安田さん。
独自の視点が注目されている人です。
「word:[KW]」にも、経営とは買い物である:[KW]と走りながら考えることはできない:[KW]の2回取り上げさせてもらいました。
今回、その考え方にあらためて迫ってみました。
畑を耕さず、種もまかずに収穫を望む農民はいない。優秀な人材が欲しいと言いながら先行投資をしようとしない社長は、豊作を望みながら種をまこうとしない農民と同じだ。
人材は集めるものではなく、集まるものだ。だから経営者が考えなくてはならないのは、よい人材を集める方法ではなく、よい人材が集まる仕組みづくりだ。よい人材が「この会社で働きたい」と思うような魅力をどれだけたくさんつくれるかが、会社の明暗を分ける。
営業力という武器しか持たない会社はいずれ必ず業績が低迷する。昔はそれで業績が上がったのかもしれないが、営業力で売られることを、いまの顧客は求めていないからだ。そう考えると、社長の仕事とは本来、「営業力がなくても物が売れる仕組み」をつくり出すことなのである。(中略) 社長にとって最も必要な能力、それは営業力ではなくマーケティング力である。
いまや消費者は「売られる」ことが大嫌いなのである。誰かに営業されるのも、誰かにクロージングをかけられるのも気分が悪いのだ。彼らはあくまでも自分の意思で選んで、自分の意思で決断したいと思っている。
自己満足の塊のような社長室を持つ社長は、社長室を作ったほうがいいのか、つくらないほうがいいのかということは、たぶん一度も考えたことがないのだろう。会社は社長個人のものではない、社長が物事を考えるときは、自分にとってではなく、会社にとってのメリットを考えなくてはいけない。
物事を学ぶということは、人の話を聴くのでも、本を読むのでも、セミナーや研修を受けるのでも本質的にはみな同じである。その人自身が「自分を変えるために何がそこから得られるのか」という姿勢で臨まないかぎり、自分を成長させる「何か」は絶対に得られないのだ。
私たちは、「知識」とは食べ物と違い、脳に蓄積されていくものだと思っているが、実はそうではないのだ。すべてのものにはインプットとアウトプットがあり、どれだけきれいに出せるかが、どれだけ入るかを決めているのだ。(中略) 精一杯アウトプットすること、それが成長のカギを握っている。
大切なことは何度も繰り返さないと社員には伝わらない、と嘆く社長がいるが、そういう方には、ぜひこの「七回言う」というやり方を試みてほしい。また、自分が「これはいい」と思うものに出会い、それを自分のものにしたいと思うなら、「七回」繰り返してインプットする。そうすると、その情報は大脳辺縁系まで届くので、覚えることができる。
客観的に見て「これだけは譲れない」と必死で握り締めているものなど、たいしたことのないものが多い。(中略) できる社長というのは、その「譲れないもの」が極端に少ない。変化を受け入れられる資質というのは、会社を伸ばしていける社長に必ず共通するものだ。
人としてマナーの悪い人は、社長をしてのマナーも悪い。(中略) 社長のマナーの悪さは、末端の社員にまで伝染していく。(中略) 社長の社員に対する扱いは、最後にはお客様に対する社員の態度として現れるのだ。だから、従業員の接客態度が悪い会社の社長は、まず間違いなくマナーの悪い社長だと思っていい。
できる人材は会社選びの段階で、同族経営を行っている会社はリストから外している。(中略) 長期的に考えれば、どう考えても「同族経営」というのは、よい戦略とは言えないということを、認めなくてはいけない。だから私は、会社を設立した当初に、絶対に親族は入れないと決めて、常にそのことを宣言しつづけてきた。そうしておかないと、いずれ会社が大きくなったときに、必ず自分の感情に「揺らぎ」が出ると思ったからだ。
会社というのは、社員の能力のピラミッドの頂点に社長が位置するのが自然なかたちである。だから、頂点に位置していない人が社長になっている状態というのは、たいへん違和感を感じるものなのだ。(中略) 社長の血統など、会社にとっては何の価値もない。社長に求められるのは、「血統」ではなく「能力」だ。
成長とは変化することだ。社長が変わらなければ、会社は衰退の道をまっしぐらに進む。人間は安定を求める動物である以上、変化とは苦痛を伴うものだ。しかし、社長自身が変わらずに、社員の価値観やモチベーションを変えることはできない。私自身、そのことをもう一度胸に刻んで、これからも成長しつづけたいと思っている。
発言は過激かもしれない。
しかしそこには、自身の哲学が"ズドン"と貫かれています。
だからこそ、それに納得できるかどうかは、人によって様々でしょう。
ただ、私はとても多くのきっかけをいただきました。
感謝。
[ 著者:Katsuhito 2006年04月07日 ]
採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長 / 安田佳生
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