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下を向いて生きよう。 / 安田佳生
2008年02月18日 [ book&other ]
安田佳生さんの「下を向いて生きよう。」を読了しました。
幸せなのは、勝率1割の人生。「できないこと」が多いほど、人生はおもしろい…。頑張らない!先手を打たない!負け上手になれ!ベストセラー「千円札は拾うな。」の著者が教える、価値ある1円玉の見つけ方。日常の中にある小さな幸せに気づくことができる1冊。 <出版社より>
「千円札は拾うな。:[KW]」からかなり経った。
楽しみが膨らむ中でページをめくる。
幸不幸を決めているのは、「相対評価」なのだ。(中略) どこを見るか、どこと自分を比べるかで「幸せ」は決まってくる。(p.10-11)
英語が話せることが幸せなのではなく、英語が話せるようになったことが幸せなのだ。 (p.12)
最近は、どんなに気に入った服でも、色違いは買わないことにしている。二着買うと価値が半減してしまうのだ。(中略) 最も幸せなのは、実は買いたいけれど変えないものがあることなのだ。(p.15-17)
人生を豊かにするのは、自分の満足のためにお金を使う、「消費」である。投資は文化を生まないが、消費は文化を育てるからだ。(中略) 投資が金品の見返りを求めるものなら、消費は「満足感」や「幸福感」という見返りを求める行為と言える。私は、金品よりも満足感の多い人生のほうが豊かな人生だと思っている。(p.25-27)
人生はアートに似ていると思う。芸術には「成功」も「失敗」もない。あるのは「好き」か「嫌い」かだけだ。どんな人生が好きなのかと聞かれれば、私は迷わず「絵になる人生」と答える。(p.36)
20代の成長が髪の毛を切るような、一目でわかる急激な成長であるなら、30代の成長は、髪の毛が伸びるような、「気がつくと成長していた」というタイプの成長だった。(p.44)
人間というのは、人と自分を比べることで、本能的に自分の位置を確認しているのだ。(中略) 私としては、上を見るのは一割、あとの九割は、下を見るくらいがちょうどいいと思っている。そうすれば、幸福感や満足感や優越感を抱きながら、とても幸せに生きていける。(p.55-56)
人は何のために上を目指すのか? 本当は幸せな人生を手にするためであるはずだ。それがいつの間にか「上を目指して進むこと」自体が目的になってしまい、「幸せを感じること」が二の次三の次に追いやられてしまっている。(p.60)
失敗は必然だが、成功するかしないかは運次第。それもいつ巡ってくるかわからない。運が巡ってきたら喜んで受け入れればいいが、来なくても悲観することはないということだ。(p.68)
自分のことも含め、本当に人生なんて「運」だと思う。だから成功した人は「たまたまだ」と思うことが大事だ。もちろん実力がゼロでは成功しないが、実力があっても成功できない人はこの世には山ほどいる。(p.70)
長く人に支持されるものには、時代によって変化することのない「本質」が存在している。(中略) もし、誰でも好きな人に会えるなら、私はビル・ゲイツでもスティーブ・ジョブズでもなく、松下幸之助氏に会いたい。(p.75-76)
常識は知識があればなんとかなるが、マナーはセンスなので知識だけでは乗り切れないということだ。(中略) 新幹線のグリーン車に乗っているとわかるが、携帯電話をマナーモードにしていないのは、たいてい社長だ。(p.80-82)
「青い鳥」という童話の主人公は、夢の中で幸せの青い鳥を求めていろいろなところを旅するが、結局捕まえることができず家に帰る。目が覚めると、家にいた小鳥が、実は幸せの青い鳥だったことに気づく、というのが物語のオチだが、これが真理なのだろう。でも、童話の主人公が、旅をして初めてそのことに気づいたように、人は自分で経験しなければ、本当に大切なものが何か、自分にとって幸せな人生とは何なのか、わからないものなのかもしれない。だからこそ、頑張ったことも、失敗したことも、うまくいったことも、つらかったことも、すべてひっくるめて自分の人生を肯定することが大切なのだ。(p.135)
何だこの変化は。
枯れた...という一言では表現できない。
「千円札は拾うな。:[KW]」以後、著者に何が起こったのだ。
その中で、私がことあるごとに疑問に思っていることにも言及されている。
そう、何のために頑張るのか、頑張った先に何があるのか。
しかし、それはその先に進んだ人でなければ語れない言葉。
彼はその場所に踏み入ったのだろう。
あと、彼が語る子供のころの自身の話はかな〜りヘビー。
かなり痛くて、なんだか泣けてくる...。
いづれにしても、「情報過多で飽和気味の人」などが自分を見つめ直すには格好の一冊。
...がしかし、オレはまだ上を向いて上を目指す。。
[ 著者:Katsuhito 2008年02月18日 ]
下を向いて生きよう。 / 安田佳生
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